|
|
|
2007/08/12(日) 17:00-21:00
「CDJ PIANO NIGHT 2007〜PIANO-ISM@クラブ イクスピアリ」
◆ 俺はいつも通り、早すぎる現地着
7時ちょっとすぎの新幹線で東京へ。
乗り換えをして、舞浜駅で降りる。てくてく歩いて昼前には会場前に到着していた。
さすが、晴れ女の宮川愛が今日、出演するだけのことはある。
空一面、ものすごい青色で、遠くに美しく白く光る入道雲がゆっくり流れていて、
その雲と空の青色の中を銀色に光る飛行機が、
何度も何度も通り過ぎる、そんな大きな空の下に会場はあった。
日陰になっているベンチに座って、あまりの暑さにうんざりしつつ、
時々通り過ぎる風に心地よさを感じながら、会場の建物の写真を撮ったりしていた。
▼ イベントが行われた、クラブ イクスピアリ入口。
まるで宮殿のような外観。
◆ 愛さん登場
しばらく待っていたら、会場の建物内から愛さんとマネージャーさんが登場。
「え、もう会場入りしてたのか…。えらい早いな。」
と、思いつつ、別の方と談笑されているのを遠くから眺める。
しばらくしてから、愛さんとマネージャーさんとお話をさせていただきました。
これまでに起こったいろいろな事、そして、これからの事。
答えにくい質問にも丁寧に答えていただいて、ファンに心配を掛けたこと、
突然のことで申し訳なく思っていること、今後のことはまだ詳細は決まっていない等、
ファンの方々には待っていて欲しい、全て語ってくださいました。
一通り、話をさせていただいた後、用意してきた誕生日プレゼントを
愛さんにお渡しして、愛さんとマネージャーさんとお別れ。
話によると、この後からリハーサルがあるとのことだった。
俺「今日はお腹は大丈夫?以前、胃薬飲んだとか言ってたから…。(^^;」
愛さん「ん…、大丈夫です。耐えました!!!(笑)」
みたいな感じ。元気そうで良かった。
◆ 今後のこと
TOPページにも書いたけれども、あれが公表できる全てである。
今はこれまでの契約が終了したという状況で、今後に関して詳細は決まっていない。
冷静に考えれば、当たり前な話である。いきなり短期間で詳細が決まっているわけがない。
時間が経てば、いずれ愛さん側からアナウンスがあるだろう。
その時まで待つことにしたい。
愛さんとマネージャーさんに質問をして、回答をいただいた後は、
そんなに今後のことを心配する必要はないかもしれない、って思えて、
とても気持ちが軽くなった。
◆ 入場列が出来る頃
12時頃に「列はここに作って行ってね!」看板が立てられる。
▼ 「列はここに作って行ってね!」看板
炎天下だったので、そこから少し離れた日陰になった場所で、
人が増えてくるまで待つことにした。
その間、コンビニで昼食を購入してきて、会場近くで一人寂しく食事。
12時過ぎ頃に愛さんが再度会場入り。
「暑いですね〜」とか、
「日陰がどんどんなくなってくるんですよ…(笑)」
とか、軽く会話。
その後、数度会場を出入りされてました。
14時頃には、列に人が増えてきたので、私も炎天下だったが、そちらへ移動。
並んでる他の方と「誰のファンなんですか?」とかいろいろ会話。
「この炎天下に並べって、きついですよね〜」とかも話してました。(笑)
私のすぐ後ろの女性2人は笹川さんのファンで、
その後ろの男性と女性は川江さんのファンでした。
それからだいぶ経って、15時30頃になると、急に人が増え始めた。
16時の入場開始時には、ざっと目視で数えた限りでは60人程度になっていた。
◆ 入場開始
ほぼ16時に入場が開始されて、涼しい会場内へ案内された。
入場時にチケットを提示して、チャージ料金を支払い。1人1000円。
支払いが終わると、ドリンクチケットを1人2枚もらう。
とてもオシャレな会場で、あ〜、いいなぁ、素敵だなぁ、と思いながら、席へ。
問題なく最前を確保して、友人の到着を待ちながら、会場内で時間つぶし。
席からステージまでは…本当に近かった。
席に座った状態で、足のつま先とステージの段差まで30cmもなかった。
ステージの向かって左側にはピアノ、右側にキーボードやギター等、
様々な楽器が置かれていた。これらの楽器はアーティストが変わるたびに変更された。
開演20分くらい前には友人が到着し、座席位置の交換をした。
ここでの座席位置の交換が後で大きな意味を持ってくる。
着席するようアナウンスがあり、会場内のほぼ全席にお客さんが着席したころ、
会場の照明がゆっくりと落とされていった。いよいよ、始まりである。
◆ 愛さんが登場するまで
今回の「CDJ PIANO NIGHT 2007〜PIANO-ISM」には計6組のアーティストが出演、
前半3組、後半3組、という形で行われた。1組につき約30分の持ち時間である。
1組終わるごとにステージ上のセッティングが変更され、それに10分くらいかかることもあった。
セッティング変更中は司会の方とアーティストの方でインタビュー形式のトーク。
司会の女性の方がもう少し質問の仕方がうまければなぁ…。
でも、とても美人な方でした。
前半3組はバンド形式や、ギター等のサポート有で行うアーティスト、
後半3組はピアノだけの弾き語り、という形で行われた。
前半3組は、どのアーティストも素晴らしいパフォーマンスであった。
無料(まぁ、1000円支払ったけど)でいいんだろうか、これ…。
と見ているこっちが恐縮してしまうくらいのクオリティ。
結局、前半は愛さんの登場なし。
前半3組が終了して、15分の休憩となった。
ステージ上では楽器の配置変え撤去作業、配線換え等のセッティングが行われていた。
休憩時間の間はしばらくロビーの方へ移動。
移動途中に友人と
「愛ちゃんじゃなくて、野崎さんが(ピアノを)弾いたら良いんじゃね?」
「それは裏技を通り越して、反則技じゃないか?(笑)」
とか、冗談で言ってたら、
会場の後ろのほうに野崎さんがいて、ビビったのはここだけの話だ。
(野崎さん、というのは3rdシングル「"Love Song"」の作曲者で
デビューしてすぐの頃に愛さんのイベントに帯同してピアノを弾いてくださっていた方である。)
ロビーのほうへ出る途中にマネージャーさんと遭遇。
友人が終電の心配をしていたので、愛さんの出番が何番目なのかを聞いてみた。
後半始まってすぐの出番らしい。友人は愛さんの演奏が終了後、すぐに帰ることとなった。
ロビーのほうへ移動してみると、ドリンク交換のブースに人だかり。
他、今回のイベント出演者が好きな食材を使った軽食があったんだが、
愛さんの好きな食材として「豆類」が使われているカレーが販売されていた。
15分の休憩で食べきれないような気がしたので、残念ながらスルー。
私は1つドリンクをもらって、後半開始数分前に席へ移動。
席へ戻ってみると、前半にはステージ向かって右側に置かれていた
様々な楽器が撤去され、左側にあったピアノが中央のほうへ移動されていた。
愛さんイベント史上、最も近い位置である。
困ったことに、いや、非常にラッキーなのであるが、
鍵盤が全て丸見えの位置であった。ようするに、手の動きが全部見える。
なんという良席。俺の人生の運、全部使い果たしちゃったYO!!、と、思った。
◆ 愛さん登場。
客席の照明が落とされた。
ステージには司会の方が登場。後半の開始がアナウンスされる。
そして、「宮川愛さんです!」と司会の方に呼ばれて、愛さんがステージに登場。
衣装は白地に黒の水玉のワンピース、
美しい艶のある真っ赤なヒールを履いて登場。
うむ、今日もかわいい。
あれ?足の踵にテーピングが…。ヒールの踵の部分が痛いんだろうか。
足でペダル操作もあるしなぁ、痛めたのかも。
椅子に腰掛けて、スタッフの方にマイクの調整をしてもらう。
何か、微妙にマイク位置が決まらない様子…。愛さん自身でちょっと修正してました。
愛さんにライトが当たって、演奏開始。
◆ 1.Joyful,Joyful
今日も「Joyful,Joyful」は外せないだろうな、と思っていたら、
やっぱり1曲目にもってきてくれた。ファンとしてはうれしい。
「Joyful,Joyful」はよくイベント、ライブで歌ってくれるけど、
愛さんの弾き語り、なので、私は生まれて初めて聴くパターン。
デビュー直後に各地でイベントを行った際にも、
ピアノ伴奏のみで「Joyful,Joyful」は歌われていた。
(前述、野崎さん演奏のピアノでした)
"Love Song"の両A面曲として、CDに収録されている
「Joyful,Joyful」は前半のほうにあるピアノ伴奏のみの箇所が
イベントやライブで行われていたパターンそのものである。
今回も「Joyful,Joyful」を歌うならそれと同じような感じで展開されるんだろうと、
イメージしていたのですが、同じピアノでもアレンジが全然違うものでした。
これまでは非常に「Pops」なイメージで歌ってた「Joyful,Joyful」なんだけど、
今回は非常にジャズっぽい感じのピアノで、愛さんの歌を優先するような、
楽曲の雰囲気をオシャレに補完する感じのピアノでした。
弾き語りに慣れてないのも考慮してか、鍵盤を叩く手数も少なめ。
曲の終わりは、ピアノの発表会みたいな感じの終わり方だったので、
もうちょっと精進してもらいたいところ…。
でも、パワフルな歌はいつも通りで「宮川愛のJoyful,Joyful」に
バリエーションが増えたのはとてもうれしいし、機会があればこれからも歌って欲しい。
◆ 1回目のMC
「皆さん、初めまして、宮川愛といいます。」
「デビューまで、インディーズで出したり、ミュージカルに出演したり。」
「昨年の4月にデビューして、1st、2nd、3rdとミニアルバムを出してきました。」
って感じで自己紹介。
「今日は、ここに来てくださった方だけに、私の秘密を告白しようかな…。」
このフリで俺は愛さんが何を言うか、わかった。(笑)
「実は…
弾き語り2回目なんです。」
客席、それを聞いて動揺したような反応。(苦笑)
「え、えー、あはは」みたいな。(苦笑)
「だから、今日のピアノナイトのためだけに
弾き語りの練習をしてきたようなもので…
こんなこと言ったら怒られるかもしれないですけど…。」
「がんばりますので、楽しんでいただけたらな、と思います。」
そんな感じのMC。
◆ 2.明日が来るまで
個人的に、今回のイベントで最強だった楽曲。
元々、ピアノ伴奏との相性が良い楽曲なのはわかっていたんだが、
程よい手数のピアノ伴奏と、愛さんの丁寧な歌声がきれいに合わさっていた。
2回目(笑)の弾き語りとしては、非常に完成度が高かったと思う。
また機会があれば、弾き語りでぜひ歌って欲しい曲。
この曲を嫌ってる人はファンには多分いないしね。
「会いたいなんて、言えない、子供みたいって思われたくない」
の歌詞のあたり、ピアノの手数が少ない分、寂しい雰囲気がたっぷり。
本当にかなり良かった。
◆ 2回目のMC
「この会場って、すごく素敵な場所にありますよね。」
「こう、空まできれいに抜けていて、青空がすごく見えていて。」
「さっきも、外で発声練習してたんですけど。
ミッキーの電車が見えてて、乗ってた人に「何してんだ?」とか思われてたかも(笑)」
「ここまでの曲は、作詞をしてたんですけど、曲は他の方に書いていただいてたもので、
次の曲からは作詞と、それと作曲もさせていただいた曲で、
作曲も徐々に始めていて、まだまだ始めたばかりの、
生まれたばかりの曲ですけど、良かったら聴いてください。」
◆ 3.スキマカゼ
最近のイベントやライブに足を運んだことがあるファンの間では、
もうすっかりお馴染みになった「作詞作曲、宮川愛」の第3楽曲。
「例えば君が、高校生だった頃のあなたを私は知らない」
「どんな顔をして、何を見ていたの?」
歌詞は間違えてるかもしれないが、そんな感じで始まる、
好きになった人との間にある、埋めたい「何か」を歌う曲である。
正直言って、
「今の愛さんにはもったいない」とまで言っても問題ないくらいの良曲である。
今後、リリースすることがあって、変なリリースの仕方をしたら、
愛さんをぶっ飛ばしてやろうかと思うくらいの名曲。
話が逸れたので、ライブレポに戻る。
いつもなら一番最初の歌詞「例えば君が〜」で
ガツンと心に重く響いてくるのだが、今回はあまりそれがなかった…。
やっぱりピアノが気になって、
感情が乗らなかった部分があったのだろうか。
かなり、もったいないなぁと思ってしまった。
「歌に感情を乗せる」「弾き語りを行う」がトレードオフの関係に
なってしまうのは、まだ慣れていないからだろうと思われる部分なので、
徐々に良くなっていってくれることを願うばかり。
でも、曲は良曲、ピアノとの相性も良いので、
聴いていてとても気持ちがいいものであった。
この曲の時に、いつも通りに愛さんは客席の人らに向かって、
表情も使って、目線も使って感情を伝えようとしたようなんだけれども、
ピアノ演奏のために座っているのもあったし、
マイクの位置が固定されていて、無闇に首を動かしたら
歌声がマイクに入らなくなってしまうのもあって、目線を送れない範囲があった。
それは仕方のないことなんだけれども、愛さんには窮屈なようだった。
これはこれで、1つの良い経験になったんじゃないかと思う。
今後も引き続き、愛さんが弾き語りを成長させていきながら、
この曲を何度も聴かせてくれたら徐々に宮川愛を代表する、
無敵の名曲になっていくだろう。
◆ 3回目のMC
「次も私が作詞作曲した曲で。」
「私の気持ちを、こう、表現したんですけど。」
「歌詞は「そのまんまやん!」ってツッコミを
誰かから受けそうな内容なんですけど。(笑)」
「それでは聴いてください。Dreamin'。」
◆ 4.Dreamin'
ライブで数回披露されているのだが、私は初めて聴いた。
歌詞の内容は、今現在の愛さんが置かれている状況を知っていて聴くと、
強烈な重みがある内容で、俺の受け止め方としては
歌詞の内容は「宮川愛の叫び」そのものであった。
歌詞の内容は、シンガーとしての気持ちをそのまんま全部乗せたような感じ。
「うたって、うたって、うたっていたい」
「夢があるの」
ってのがサビにあるのだが、聴いている側の胸にも熱いものがこみ上げてくる…。
単純な歌詞ではあるけれども、極めてストレートで、
変なもので装飾しない歌詞は愛さんらしいと言える。
◆ 4回目のMC
愛さん、胸に手を当てながら。
「はぁ…。私のこのドキドキいってるのが
皆さんに聞こえなければいいんですけど…。(笑)」
「楽しめてるかな…。」「うん、大丈夫。」
自分に言い聞かせるように、話してました。
「次の曲で最後になります。」
「思いっきり、冬の曲になってしまうんですけど。(笑)」
「誰にでも大切な、それぞれにLoveSongがあるんじゃないかって。」
「そう思って、その気持ちを歌詞にしてみました。」
「それでは聴いてください、"Love Song"。」
◆ 5."Love Song"
CDに収録されていた雰囲気、ほぼそのままだった。
随分練習したんじゃなかろうかと思う。
CDに収録されている音源からピアノ以外の音を外したら、
こうなるのだろう、という感じ。
良くできていたので、またどこかで聴かせて欲しいと思った。
◆ 司会の方とトーク
"Love Song"が終わると、司会の方が登場。
ピアノから立ち、離れたところから司会の方と
次の準備が完了するまでの時間を埋めるような形でトーク。
「大学で陶芸をしてらっしゃるそうですけど。」
「はい、こう(ロクロで回ってる粘土を触るジェスチャーをして)
やってるんですよ。地味ですよね。キャピキャピした感じじゃないんです。(笑)」
他、カバーアルバムの話とか、ピアノは今後もがんばっていく話とか。
「しばらくは創作活動に専念していきたいと思ってます。」
活動休止の話とかは、なし。
まぁ、こんなところで言う必要はないからね。
そんな感じで、Piano Nightの出番は終了。
◆ 最後に挨拶で登場。
最後に、他のアーティストの方々とステージ上に登場。
順番でたまたまだったけど、ステージの中央に立った愛さんは、とても堂々としていて、
今日のイベントに出演できたことを心からうれしく思っている様子だった。
▼ イベント終了後、ピアノ。
▼ ステージ上にあったロゴ。
◆ イベント終了後。
イベント後に会場外ではディズニーランドで打ち上げられている花火が見えていた。
(私は微妙にしか、見ることができなかったが…)
クラブイクスピアリの外では、まだイベント終わりで出てきて談笑している人たちと、
買い物や夕食を食べにきたような感じの方々が時間の割に多くいて、適度にザワザワしていた。
しばらく待っていると、愛さんと再度お会いできた。
某氏がお誕生日プレゼントを愛さんに手渡しして、話をさせていただいた。
次に行かなければならない所がある、ということで話ができた時間は短め。
「また、お会いしましょう。」
愛さんにそう言われて、お別れ。
何か、かなりさみしかったが、それでさようならであった。
では、また。いつか会える日まで。
◆ あとがき
イベントレポートが遅れに遅れて、
仕上がった時は、すでに9月になってしまっていた。
次からはもうちょっと早く仕上げないとなぁ。
イベント自体は「これだけの出演者なのに、無料でいいんだろうか?」
と思うクオリティで音楽好きな人には良いイベントだったように思う。
ピアノを使う音楽にも様々なスタイルがあるのは、
言われなくとも分かっているが、実際に耳で一度に楽しめるイベントは
なかなかないだろう。来年もぜひ続けて開催していただきたいイベントだ。
愛さんは弾き語り2回目、というだけあって、
他の出演者と比べるとピアノのスキルは2段も3段も落ちるが、
かなりの短期間でこれだけ上達できたのなら、長い目で見れば、
いろいろと期待できるだけの能力はあるのではないかと考えている。
活動再開はいつになるかはわからないが、
再開した時にどのように成長してくれているのだろう?
と、楽しみになれる点もたくさんあったイベントだったように思う。
愛さんが活動再開をしたら、また、飛んでいくつもりだ。
|
|
|
|
|
|
|